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家族が安心できる高齢者医療のポイント|大阪市福島区海老江 林クリニック

2025.07.31

「最近、親の物忘れが気になってきた…」

「介護が必要になる前に、家族として何を準備しておけばいい?」

「通院が難しくなった場合、在宅医療をどう活用できるのか知っておきたい」

高齢の家族の体調や日々の変化を感じたとき、「まずはどこに相談すべきか」で迷う方も多いのではないでしょうか。特に都市部には施設やサポート方法の選択肢も多く、準備をどう進めていくか、家族だけで判断するのが難しい場合もあります。

この記事では、高齢者と暮らすうえで気をつけておきたい変化や、医療機関との連携の重要性などについて解説します。

この記事を読むとわかること

  • 認知症など高齢者に多い症状の初期サインと見守りポイント
  • 自宅でできる高齢者の健康管理・安全に過ごしてもらう方法
  • 高齢者医療における地域のクリニックとの連携方法

1. 大阪市など都市部の高齢者医療の現状

まずは大阪市福島区にスポットを当てて高齢者医療の現状を確認しておきましょう(ほかの区や町にも、共通点があるかもしれません)。

地域の医療体制と介護支援ネットワーク

大阪市福島区には、高齢者向けに訪問診療や在宅医療に対応したクリニックが複数あります。

地域包括支援センターを中心に、医師・介護事業者・訪問看護師が情報を共有する仕組みがあるため、「困ったときに誰に連絡すればよいか」が把握しやすいのは、家族にとって大きな安心材料といえるでしょう。

「物忘れ」や「歩行時の異変」…高齢者医療でよくある相談とは

当院にも「買い物で同じ物を何度も買ってしまう」「段差でつまずくことが増えた」などの相談がたびたび寄せられます。

加齢による変化のほか、認知症や神経疾患、骨粗しょう症などの兆候である可能性もあります。こうした小さなサインを見逃さず、早めの受診・相談が、重症化してからのトラブルを防ぐ第一歩です。

「家族×医療×地域」で、住み慣れた街や自宅で暮らしを支える連携体制を

大阪市福島区全体でも、医師、ケアマネジャー、訪問看護師が連携し、高齢者一人ひとりに合ったケアを提供しています。

困ったときには家族だけで抱え込まず、医療機関や地域の支援を活用してみてはいかがでしょうか。

2. 家族が注意すべき認知症の初期サイン・身体機能の変化

高齢者は変化や症状を自覚しにくいことから、家族や周囲の人がそれらを感じ取れるよう意識しておきましょう。

認知症の初期症状とチェックリスト

認知症は早期発見がとても重要です。早めの対応で、治療やケアの選択肢が広がるからです。以下のような変化が見られた場合は、医療機関への相談を検討してください。

  • 同じことを何度も話す・聞く
  • 約束や予定をすぐ忘れる
  • 財布や鍵などをよくなくす
  • 簡単な計算や手続きに戸惑う
  • 急に怒りっぽくなる
  • 慣れた道で迷うようになる

身体機能の変化と注意すべきサイン

また、足腰の筋力が低下し歩行が不安定になると、転倒リスクにもつながります。一度のけがで寝たきりになるケースもあるため、様子を慎重に見守るのが重要です。

食事量や体重の減少も見逃せません。これらの変化が「フレイル(虚弱)」の前兆という可能性もあります。

毎日の生活の中で「あれっ?」という動作や反応に気づいたら、メモに残しておきましょう。

機嫌や認知、手順への違和感…「年のせい」と見過ごさないために

ほかにも例えば、「人の名前をよく呼び間違える」、「料理の手順(電話など機器操作・薬の飲み方)を忘れる」といった変化が起こりえます。

とはいえ突然一方的に決めつけて指摘すると、本人がショックを受けることも。「年のせい」で片付けず、尊厳を守りながらそばで見守り、時機を見て医師に相談するのが大切です。

3. 自宅でできる高齢者の健康管理・トラブル防止法

高齢者がより長く・自律的に生活を営むため、在宅で心がけたい習慣と、利用可能なサービス等について紹介します。

食事バランスの改善・運動・生活習慣の見直し

高齢者が健康を保つには、日々の食事・運動・睡眠の質が重要です。

特に、不足しやすいたんぱく質やカルシウムを補う食事、軽いウォーキングや椅子に座ってできる体操は、フレイル予防に役立ちます。血圧や体重を毎日測定するなどの定期チェックも欠かせません。

大阪市では、地域ごとに高齢者向けの栄養相談や体操教室が開催されています。こうした場を利用するのも良いでしょう。

■参考:大阪市「介護予防教室(なにわ元気塾)」

在宅医療・訪問医療サービスの種類と活用

外出が難しくなったときは、医師が自宅に来る「訪問診療」や、看護師が点滴や血圧管理をしてくれる「訪問看護」が心強い味方です。

まずは地域の包括支援センターやかかりつけ医に「通院がつらい」「食欲が落ちている」など具体的な状況を伝えて相談しましょう。

必要に応じてリハビリや入浴介助などの介護サービスと組み合わせ、自宅でも安全に過ごす体制を整えられます。

■参考:大阪市福島区社会福祉協議会(あいあいセンター)

4. 高齢者施設選びとクリニックとの連携

では、実際に専門的な医療的ケアが必要な段階の高齢者の場合、どのような基準で入所施設を選べばよいのでしょうか。

医療対応が可能な高齢者施設・老人ホーム(特養・サ高住など)のチェックポイント

高齢者向け施設(介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など)を選ぶ際は、医療対応の体制が整っているかが重要なポイントです。

「夜間も看護師がいるか」「協力医療機関はどこか」を確認しましょう。認知症の方なら、突然の単独外出などに対応できる体制があるか、糖尿病や心疾患なら血糖測定や点滴が可能かどうか、などもチェック項目です。

入所タイミングの見極めなど、家族の準備にも医療連携を

入所タイミングの相談のほか、医師から紹介状をもらって施設を見学する段階では、スタッフに「服薬や持病に対応できるかどうか」を確認しておくと安心です。

入所後も往診や訪問診療を続ければ、生活と医療を切れ目なく支える体制が整います。家族が医師と相談のうえ準備を進めるのが、高齢者本人がスムーズに新生活へ移行するポイントです。

大阪市福島区海老江の高齢者医療は林クリニック

本記事は、大阪市福島区海老江にある「林クリニック」林為仁医師の監修のもと作成されています。

当院では、内科を中心に高齢者の慢性疾患や認知症の初期対応、在宅医療にも対応しています。地域密着の医療機関として、施設入居時の医療連携や、日々の健康管理についてもサポートします。

高齢のご家族の体調や生活の変化に不安を感じた際は、どうぞお気軽にご相談ください。