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熱が下がらず咳が続くのは肺炎?原因・種類を解説|大阪市福島区海老江 林クリニック

2026.01.13

「熱が下がらない…これはただの風邪ではないような?」

「咳だけ続くけど、受診したほうがいい?」

肺炎は一般的な病気ですが、年齢や体力によっては重症化する可能性もあり、早めの判断が大切です。特に高齢者や持病のある人は「風邪だと思っていた症状が実は肺炎だった」という例も珍しくありません。

本記事では、肺炎が疑われるときの症状、受診の目安、気をつけたいタイプの違いを解説します。

この記事を読むとわかること

・肺炎と風邪やその他の感染症との違い
・初期に気づきたい肺炎のサイン
・マイコプラズマ肺炎や間質性肺炎などの特徴

1. これって肺炎?」長引く熱・咳と風邪・インフルエンザ・コロナの違いを比較

まずは肺炎と、それに似た症状の病気では症状がどう違うのかを知っておきましょう。

■風邪との違い:症状が続く期間と深刻度

一般的な風邪は多くは1週間前後で軽快しますが、咳は2〜3週間続くこともあります。一方、肺炎では熱が続いたり、咳が強くなったりする傾向がみられます。

また、体のだるさや息苦しさが増すケースもあり、長引く場合は医療機関での検査が必要とされています。

■新型コロナウイルス(COVID-19)感染症との違い:発熱程度・咳・味覚や嗅覚の変化

新型コロナウイルス(COVID-19)感染症では、喉の違和感だけでなく「味覚・嗅覚の変化を感じる」「発熱は軽度で収まった」という人もいます。

一方肺炎では、個人差はありますが、高めの熱が続いたり、呼吸が苦しくなったりします。

※参考:大阪府感染症情報センター「新型コロナウイルス感染症」

■インフルエンザとの違い:急な高熱と全身倦怠感

インフルエンザは急に38℃以上の高熱が急に出ることが多く、全身の強い倦怠感が出るのが特徴です。

肺炎の症状の出方は原因によって異なり、咳が続くうちに悪化する傾向にあります。

■気管支炎との違い:痰を伴う咳や胸のゼーゼー感・痛み

気管支炎では、痰を伴う咳がみられることが多く、胸のゼーゼー感が目立ちます。

肺炎では胸の奥が痛むような感覚や、「息を吸いにくい」という訴えも少なくありません。

※参考:日本呼吸器学会「急性気管支炎」

2. 【肺炎の基礎知識】長引く熱・咳から早めに気づきたい初期症状

肺炎はさまざまな原因で起こり、人により症状の現れ方にも幅があります。早めに気づくことが重要です。

■肺炎の原因と仕組み:肺胞の炎症による息苦しさや発熱

肺炎は、細菌やウイルスが肺に入り込み、肺の奥(肺胞)が炎症を起こす病気です。酸素の交換がうまくいかなくなり、息苦しさや高熱につながるとされています。

代表的な原因は、肺炎球菌、インフルエンザウイルス、マイコプラズマなどです。

■肺炎を疑うべきサイン:激しい咳・胸の痛み・高齢者の体調変化

肺炎の初期には、咳や発熱、体のだるさが続きます。息を吸うと胸が痛む、少し動いただけで息切れがする、悪寒が何度も起きるなどの症状には気をつけましょう。

特に高齢者では熱が出にくい場合もあり、注意が必要です。

■肺炎球菌による肺炎:重症化リスクのある年齢層は予防接種を

肺炎球菌が原因の肺炎は比較的発症しやすく、高齢者や持病のある人では、重症化のリスクが高まるとされています。

予防には肺炎球菌ワクチンが有効です。乳幼児と高齢者を対象とした定期予防接種が自治体により実施されています(予防接種の対象や回数は自治体・厚生労働省の最新情報をご確認ください)。

■受診タイミング:3日以上の発熱や1週間以上続く咳が目安の1つ

「3日以上発熱が続く」「咳が1週間以上改善しない」「息苦しさが増す」などの変化があるなら、早めの受診が望ましいです。

※あわせて読む:咳が続く…ぜんそくかも?受診の目安と診療科の選び方|大阪市福島区海老江 林クリニック

3.注意が必要な肺炎:マイコプラズマや間質性肺炎の特徴

肺炎には、一般的な肺炎とは経過や症状が異なるタイプもあります。ここでは3つの肺炎について解説しましょう。

マイコプラズマ肺炎:若い世代に流行しやすく、強い咳が長引く

「マイコプラズマ肺炎」は、比較的軽い症状で始まるものの、咳が長引く点が特徴です。

胸部X線撮影(レントゲン)で特徴的な影が認められる例もあります。

学校や職場などで流行が広がるため、日頃から手洗いやうがいなどの予防に努めましょう。

※参考:厚生労働省「マイコプラズマ肺炎」

■間質性肺炎:肺が硬くなり息切れが強まる

「間質性肺炎」は、肺が硬くなり呼吸がしにくくなる疾患です。急激に悪化するタイプもあります。

階段を上がっただけで息切れする、乾いた咳が続くなどの症状には注意が必要です。

※参考:千葉大学大学院医学研究院 呼吸器内科学「間質性肺炎」

■ウイルス性肺炎:コロナやインフルエンザから移行し倦怠感も

コロナウイルスやインフルエンザウイルスなど、ウイルスが原因で起こる肺炎が「ウイルス性肺炎」です。

38度以上の高熱が続き、体を起こすのもつらいほどの強い倦怠感が現れる人もいます。

※参考:日本呼吸器学会「ウイルス性肺炎(インフルエンザ、RSウイルス、サイトメガロウイルスなど)」

4.肺炎が疑われるときのFAQ(よくある質問まとめ)

最後に、肺炎についてよくある質問をまとめました。

■Q. 咳だけ・熱だけ続く場合でも肺炎の可能性はありますか?

咳だけ、あるいは微熱だけが続く場合でも肺炎が潜んでいる可能性はあります。

特に高齢者では高熱が出ない例もあるので慎重に様子をみましょう。症状の長さや息苦しさの有無が判断材料になります。

■Q. 受診するまでに自宅でできる応急処置や注意点は?

まずは安静と水分補給が基本です。室内の湿度を保つ、のどを刺激しない環境づくりを心がけましょう。

自己判断で市販薬を多用せず、つらい場合は受診前に医師や薬剤師へ相談するのも一つの方法です。

■Q. 子どもや高齢者の「肺炎サイン」は大人の症状とどう違う?

子どもは「呼吸が早くなる」「ぐったりする」などの変化が目安になります。高齢者では食事量や意欲の低下がサインとなる例もあります。

いずれにしても早めに医療機関へ相談しましょう。

■Q. 何科を受診すればいい?夜間・休日のときはどうする?

発熱や咳が続く場合は「一般内科」または「呼吸器内科」の受診が基本です。

診察時間外で相談できる「救急安心センターおおさか」は、携帯・固定電話とも「#7119」または「06-6582-7119」です。

また、子どもの症状については「#8000(小児救急電話相談)」でも相談可能です。

夜間・休日は地域の急病センターを利用できます。胸痛や息苦しさが強いときは早急に受診してください。

参考:大阪市 休日・夜間急病診療所(内科、小児科、眼科、

咳・発熱の不安があるなら大阪市福島区海老江の林クリニック

本記事は、大阪市福島区海老江にある「林クリニック」林為仁医師の監修のもと作成されています。

当院は内科のほか小児科も展開し、発熱や咳が続く際の検査・診断に対応し、地域の皆さまの体調変化に寄り添った診療を心がけています。海老江駅、野田阪神駅、淀川駅・野田駅から近く、通いやすいのも特長です。

気になる症状がある際は、お気軽にご相談ください。

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