関節が痛いのは何科?原因と5つの受診サイン|大阪市福島区海老江 林クリニック
2026.01.28「関節が痛いけど、整形外科と内科、どっちに行くべき?」
「子どもがときどき『ひざが痛い』というのは成長痛? ちょっと不安…」
日常生活で起こりやすい「関節の痛み」は、原因や痛みの感じ方によって対応が異なります。子どもや高齢者では、特有の要因が考えられるのも厄介なところです。
本記事では、関節が痛いと感じたときの受診目安や考え方を解説します
この記事を読むとわかること
・関節の痛みの主な原因・受診判断のための5項目
・整形外科・内科など症状に応じた受診科の選び方
・ 受診を判断するための具体的なステップ
1. 「関節が痛い」と悩んでいる人へ|まずは痛みの性質を確認
程度を問わず痛みが続くと、人は不安になるものです。まずは関節痛の基本的な考え方を整理します。

■関節の痛みはよくある症状だが、一時的なものから疾患までさまざま
関節の痛みは、誰にでも起こり得る身近な症状です。
歩きすぎや関節に負荷のかかる長時間作業など、一時的な負担が原因の場合もありますが、関節内部の炎症や軟骨のすり減りなどが関係している例もあります。
また、同じ「痛い」という感覚でも、「ズキズキする」「動かしたときだけ出る」「安静にしていても続く」など性質はさまざまです。どのような痛みなのかが、診察・治療の手がかりになります。
■早めに受診を検討すべき5つのサイン
一時的な筋肉疲労に伴う軽い関節痛なら、数日で自然に軽減することもあります。
しかし、以下のような場合は注意が必要です。
痛みが1週間以上続く
腫れや熱感を伴う
関節が動かしにくい
夜間に悪化する
朝起きたときに強いこわばりがある
特に最後の2つは自己判断せず医療機関で相談すると安心です。
2. なぜ関節が痛いのか?考えられる主な原因と特徴
「なぜ痛むのか」を理解すれば、不安が若干軽減されることもあるでしょう。
■加齢や姿勢の乱れ、使いすぎによる関節トラブル
仕事やスポーツで同じ動作を繰り返すと、関節に負担が集中します。
また、加齢によって関節のクッション役である軟骨が徐々にすり減り、痛みを感じやすくなる人もいます。
姿勢の乱れや体の使い方の癖が原因で、特定の関節に負担がかかっているケースも珍しくありません。
※参考:国立長寿医療研究センター「膝関節の痛みと治療について」
■「朝のこわばり」や「腫れ」を伴う炎症性疾患(リウマチなど)の可能性
変形性関節症や関節リウマチといった代表的な疾患のほか、膠原病、痛風、五十肩などが隠れている場合があります 。
特に複数の関節に痛みが出る場合や、左右対称に症状がある場合は、早めに専門的な診察を受けてください 。
※参考:
■子どもに特有の痛み「成長痛」と、注意が必要なケース
子どもの関節痛には、「成長期特有の一時的な痛み(成長痛)」というケースもあります。原因ははっきりしていませんが、夜間に下肢の痛みを訴えることがあります。
ただし、痛みが強い・発熱を伴う・動かすのを嫌がるなどの場合には注意が必要です。
保護者が「いつもと違う」と感じたときには、早めに医師に相談してください。
※参考:大阪小児科医会「成長痛」
なお、転倒や打撲などの外傷がきっかけの場合は、骨折・打撲・ねんざの見分け方についての記事も参考にしてください。
3.【整形外科・内科・小児科】関節痛は何科を受診する?
受診先に迷って受診自体を後回しにしないために、症状の特徴から考えてみましょう。

■特定の箇所が痛む・動かすと痛い場合は「整形外科」へ
関節や骨、筋肉そのものに原因があると考えられるのであれば、整形外科の領域です。動かしたときや、特定の関節だけが痛む場合は、整形外科での診察を検討しましょう。
X線(レントゲン)撮影による画像検査などを通じて状態を確認し、治療方針を検討します。
関節の痛みに加えてしびれの症状がある場合は、手足のしびれについての記事もチェックしてください。
■発熱や全身のだるさを伴う場合は「内科」へ
関節痛に加えて発熱、全身のだるさなどがある場合は、感染症など、全身の病気が関与する可能性があります。
また、リウマチなどの免疫系の疾患が原因というケースもあります。
■子どもの関節痛ならまずは「小児科」で全身状態の確認を
子どもの場合は、まず小児科で全身状態や成長との関係を確認します。そのうえで、必要が認められれば整形外科へ紹介します。
4. 受診すべき?迷ったときの「セルフ判断4ステップ」
「受診するべきかどうかを迷っている」人は、以下の4つの点を振り返り、整理すると、判断しやすくなります。
■STEP1:痛みの出方・きっかけを確認する
・いつから痛むのか、急に出たのか、徐々に強くなったのか
・転倒や無理な動作などの「きっかけがなかったかどうか」
■STEP2:発熱や体調変化がないか確認する
・発熱や食欲低下などがあるか
・子どもや高齢者であれば、本人に関節痛以外の自覚症状や違和感があるか
■STEP3:日常生活への影響を確認する
・歩行や着替えなど、普段の動作に支障が出ているか
・一時的なものではない小さな不便が、しばらく続いていないか
■STEP4: 数日たっても改善しない場合は受診する
安静やセルフケアで様子見しても改善しない場合は、内科ないし整形外科へ相談してください。
関節の痛みは我慢せず、大阪市福島区海老江の林クリニックへ
本記事は、大阪市福島区海老江にある「林クリニック」林為仁医師の監修のもと作成されています。
内科・整形外科・小児科・皮膚科を擁する当院は、高齢者医療にも注力。日常的に、関節の痛みについてのご相談があります。
地域のかかりつけ医として、一人ひとりの痛みの原因究明と治療に努めています。気になることがあれば、ぜひご相談ください。