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咳が続く…ぜんそくかも?受診の目安と診療科の選び方|大阪市福島区海老江 林クリニック

2025.11.30

「風邪が治ったのに、咳だけが止まらない…」

「子どもが走ると咳き込むけど、ぜんそく?」

そんな不安を抱える方は少なくありません。当院でも、季節の変わり目や気候の変化で咳やぜんそく症状を訴える方が増えています。

本記事では、咳やぜんそくが続くときの主な原因、受診の目安、診療科の選び方、セルフケアの方法を解説します。

この記事を読むとわかること

・咳・ぜんそくの主な原因と特徴

・咳が続くときに受診すべきタイミング

・大人と子どもの診療科の選び方

・家でできるセルフケアの基本

1. 長引く咳の原因は? 風邪後の咳、ぜんそくなど3つの可能性

「風邪が長引いているだけ」と思っていた咳が、実はぜんそくやアレルギーが関係しているケースもあります。まずは咳が続く原因や背景を知っておきましょう。

■風邪の後に残る咳と、ぜんそく・アレルギー性の咳の見分け方

一般的な風邪による咳は、ウイルス感染後3週間以内に改善します。しかし、気管支に炎症が残ると「咳ぜんそく」に移行する場合があります。

また、花粉やダニ・ハウスダストによるアレルギー性気管支炎でも、同様に咳が長引く傾向があります。

※あわせて読む:「風邪かな?」診察時に伝えるとよい項目リスト|大阪市福島区海老江 林クリニック

■夜間・朝方に咳が強まる原因:季節・環境要因とアレルゲン

特に夜や明け方に咳が強まる場合は、冷たい空気や乾燥が気道を刺激している可能性があります。

また、ダニやハウスダストなどのアレルゲン(原因物質)も影響します。

特に秋冬や梅雨時期には、気温・湿度の変化で発作が起きやすくなります。

■大人・子どもで異なる、ぜんそくの特徴と発症の「引き金」

大人のぜんそくはストレスや喫煙、職場環境(粉塵・化学物質)などが引き金になる場合もあります。

一方、子どもの場合はアレルギー体質との関連が強く、気管支が細いため咳込みやすい傾向にあります。

2. 咳が続くときに受診すべきタイミング: 重症化を防ぐ3つのチェックポイント

「そのうち収まるだろう」と思って放置すると、慢性的な気道炎症や発作につながることもあります。次のような場合は早めの受診を検討しましょう。

■【チェック1】咳が3週間以上続く・夜に悪化する

咳が2〜3週間以上続く場合、ぜんそく・咳ぜんそく・副鼻腔炎(後鼻漏)・逆流性食道炎などの可能性があります。

夜間に悪化する場合は、気道過敏やアレルギー反応との関連も疑われます。

■【チェック2】息を吐くときに「ゼーゼー・ヒューヒュー」音がする

息を吐くときに「ゼーゼー・ヒューヒュー」と笛のような音が出ていたら、気道が狭くなっているサインです。ぜんそく発作の典型的な症状で、放置すると呼吸困難に進行するおそれがあります。

■【チェック3】呼吸困難・胸の痛み・血痰などがある

胸が締め付けられるように苦しい、呼吸が浅い、血の混じった痰が出るといった症状は、重症ぜんそくや肺炎などの可能性があります。速やかに医療機関を受診してください。

3. ぜんそくや長引く咳で迷う「何科」を受診すべきか

「何科を受診すればいいのかわからない」という人は、以下の選び方を参考にしてみてください。

■内科・呼吸器内科・小児科など診療科ごとの役割

一般的には以下のように解釈しておくと迷いにくいでしょう。

内科:一般的な咳、発熱、風邪症状など幅広く対応

呼吸器内科:長引く咳、ぜんそく、慢性気管支炎などの専門診療

アレルギー科:アレルギー検査や抗アレルギー薬による治療を実施

小児科:発達段階に応じた診察が可能で、乳幼児ぜんそくにも対応

■大人・子ども別:症状に合わせた診療科の具体的な選び方

大人の咳が長引いたり、夜間に息苦しさを感じたりする場合は、内科または呼吸器内科を受診しましょう。

子どもでアレルギー体質や咳込みが続く場合は、小児科または小児アレルギー科が適しています。

当院では、内科・小児科ともに咳・ぜんそく症状の診療に対応しています。

■「何科か迷う」ときは…まずはかかりつけ内科へ相談がおすすめ

まずはかかりつけ医や内科に相談し、必要に応じて呼吸器内科など専門医への紹介を受けましょう。自己判断で市販薬を長く続けると、診断が遅れる場合があります。

4. 症状と不安緩和のためのセルフケア方法3選

受診とあわせて、日常生活の工夫でも症状を軽減できます。無理のない範囲で続けられる方法を取り入れましょう。

■ケア方法その1:加湿で湿度40〜60%を保

空気の乾燥は気道の炎症を悪化させる要因です。加湿器を使ったり濡れタオルを干したりして、室内の湿度を40〜60%に保ちます。

■ケア方法その2:質の高い睡眠

睡眠不足は免疫力の低下を招きます。布団や枕カバーはこまめに洗濯し、ダニ・ホコリを減らすよう心がけてください。

■ケア方法その3:外出時のマスク活用と注意点

外出時のマスクは、冷気やアレルゲンから気道を守るのに有効です。ただし、息苦しさを感じたら外し、無理のない範囲で使用しましょう。

室内の乾燥対策や喉を潤すセルフケアについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。

※あわせて読む:咳・のどの痛みの6つの原因と最適な診療科|大阪市福島区海老江 林クリニック

咳・ぜんそくのご相談なら、大阪市福島区海老江の林クリニック

本記事は、大阪市福島区海老江にある「林クリニック」林為仁医師の監修のもと作成されています。

当院では、内科・小児科として咳・ぜんそく・アレルギー性疾患などの診療を行い、必要に応じて近隣医療機関とも連携しています。

JR東西線「海老江駅」・阪神本線「野田駅」・Osaka Metro千日前線「野田阪神駅」から徒歩すぐ、駐車場も完備しています。

長引く咳や呼吸の違和感がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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